Exhibition Artists 2




金子 朋樹  KANEKO Tomoki


「空遊図」

2012年 / 133.0×270.0cm / 紙本彩色、六曲一隻


「永遠に、やわらかく刻む」

2013年 / S15 / 紙本彩色



「Apache AH-64」

2013年 / F8 / 絹本彩色

【略歴】
1976 静岡県御殿場市に生まれる
2001 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
2003 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画専攻 修了
2004 公益財団法人 佐藤国際文化育英財団 第14期奨学生
2006 東京藝術大学大学院 美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域 修了


【主な発表など】
2003 個展 / アートスペース羅針盤(東京)
2005 個展「内包するフォルム」(銀座スルガ台画廊 / 東京)
2006 個展「回帰する絵画」(銀座東和ギャラリー / 東京)
2008 個展「emergence/羽化」(ギャラリーQ / 東京)
2009 個展「Recurrence東京⇌御殿場 -滲透する弧状の膜-」(ギャラリーQ / 東京)
2010 個展「Axis -世界軸-」(ギャラリーQ / 東京)
    グループ展「ガロン 第1回展」(主催 / ガロン実行委員会、助成/公益財団法人 野村財団、協力/瑞聖寺、公益財団法人佐藤国際文化育英財団・佐藤美術館)(瑞聖寺 / 東京)
2011 平成23年度 静岡県文化奨励賞
    「第5回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」(愛知)
2012 グループ展「ガロン 第2回展『日本背景』」(主催 / 川口市、ガロン実行委員会、後援 / 川口市教育委員会、益財団法人佐藤国際文化育英財団・佐藤美術館、協力/ギャラリー58 gallery neutron、認定 / 公益社団法人 企業メセナ協議会)(旧田中家住宅(国登録有形文化財)/ 埼玉)
    「第2回トーキョー・アート・ナビゲーション コンペティション」・大賞受賞
2013 個展「鏡花水月」(ギャラリー広岡美術 / 東京)
    個展「飛天」(東京九段 耀画廊 / 東京)


【ステートメント】
「浮遊」をテーマに、人工物と自然物を構成した作品を描いています。空を浮かぶ飛天など仏画などに見られる様相は、日本絵画のエッセンスでもあると考えます。
絵の中の自然物は儚い美しさを内包する現在であり、また現実の象徴です。対して、「浮遊」を航空機、自動車などの人工物に変換し、二次元空間の中に浮揚させています。それはまた、現在から未来に向かって進行する時間の象徴であり、また希望でもあると考えています。
富士の麓にある街で育った私にとって、富士を背に飛行する物体はまた憧憬そのものであったことも事実です。しかし、空入り乱れる眼界の一方では、美しい花がより凛として見えたのを憶えています。この違和感に近い思いは、未だ私自身の根底に存在し続けています。それは、“無機質な物”と“有機質な物”の相反の手掛かりとなり、表現へ再構築しています。
静かに営まれる自然生命の循環のようにダイナミックな輪廻を表現したい、そう思い続けて描いています。そして私なりの“和”への願いを込め、少しでも希望を見出すことの出来得る絵を創りたいと思います。


http://kaneko-tomoki.com/







金子 誠(Whole8)  KANEKO Makoto(Whole8)


「近藤勇」



「土方歳三」



「東郷平八郎と秋山真之」

【略歴】
1974 宮崎県生まれ。
1997 大学在学中、彫刻家の下で修行を始める。

1998 制作開始。主に鉄彫刻・FRPによる造形・遺跡の修復にも携わる。
    ワンダーフェスティバル等のイベントに参加を始める。

1999 大学卒業後、デザイン・立体制作の講師として勤務。

2003 アーティストのPV・企業CMのジュエリー・レザー加工・衣装などの制作を行う。

2005 「Whole8」を設立し活動を始める。企業CMの立体模型・ジュエリーの制作開始。

    心形刀流「風心会」にて武道を始める。

2006 刀鍛冶の下で鍛冶修行を行う。

2009 ワンダーフェスティバルにてWhole8として歴史群像シリーズを発表。

    企業からの模型企画・原型制作に携わる。

2012 新選組旧跡「旧前川邸」にて商品の販売を開始。

    「古武道と武士道について」をテーマに小学校で講演を行う。
    霊山歴史館機関紙「維新の道」にて(心形刀流と伊庭八郎について)コラム発表。


【ステートメント】
主に立体模型の制作をメインに活動中。特に自身の経験を踏まえ制作を行っている、歴史群像シリーズの構えや着物姿には定評がある。







金田 花季  KANEDA Hanaki





【略歴】
1974 東京生まれ
東洋美術学校卒業


【個展】
1994 ギャラリーTOBI
2002 「MY BOOM」(原宿グラフィックステーション)


【グループ展】
1996 「JET HEROES ART EXHIBITION」(東京芸術劇場)
1999 「ザ・チョイス大賞展」(クリエイションギャラリーG8)
2008 「ザ・チョイス大賞展」(銀座伊東屋ギャラリー)、「イラストレーションの現在」(名古屋リブロ)
2010 「デザインフェスタvol.32」
2011 「YOUNG ARTIST JAPAN vol.4」(六本木ラフォーレミュージアム)
2012 「デザインフェスタvol.35」
2013 「Creema Gallery's Week」(岩崎博物館)


【受賞歴】
1997 「ザ・チョイス広告コンペ」・入賞
1998 「第96回ザ・チョイス」・入選、「第15回ザ・チョイス年度賞」・入賞
2008 「第156回ザ・チョイス」・入選、「第5回ノート展」・入選
2013 「第186回ザ・チョイス」・入選

講談社「With」・「ViVi」、集英社「MORE」・「non-no」、「日経ネットPlus」エディトリアルイラスト
「金田花季のイラストカレンダー」(大日本スクリーン、CD-ROM)発売


【ステートメント】
かわいくて楽しく、思わず笑顔になれるような作品作りを目指しています。
花や洋服を選ぶように、自分の近くに置いて楽しむことの出来るかわいい作品を制作しています。


http://penguin-cat.com







上林 礼和  KANBAYASHI Yukikazu


「山門(京都東福寺)」

P50号 / ミクストメディア


「HUSHIMI(鳥居 京都伏見稲荷)」

P50号 / ミクストメディア


「MINAMO」

M50号 / ミクストメディア

【略歴】
1971 生まれ、神奈川県出身
現在、鎌倉市在住

【個展】
2009 「Animals」(T-BOX / 東京)
2010 「上林礼和展」(ギャルリー志門 / 東京)
2011 「"和"をかろやかに」(ギャルリー志門 / 東京)
2012 「"和 taste"」(H.P.DECO好奇心の小部屋 / 横浜)
    「上林礼和展」(ギャルリー志門 / 東京)
2013 「旅の記憶 - モノツクリ」(同時代ギャラリー / 京都)


【グループ展】
2001~2010 「森野会グループ展」(町田市立国際版画美術館 / 東京)
2005 「森野会小品展」(ギャラリー・ヴェルジェ / 神奈川)
2006 三人展(ギャラリー瀧山 / 東京)、三人展(ギャラリー二桜舎 / 神奈川)
2007 二人展(ギャラリーゑいじう / 東京)、三人展(ギャラリーヴェルジェ / 神奈川)
2008 グループ展「m-act展」(世田谷美術館区民ギャラリー / 東京)
2011 「m-act展」(フラスコ / 東京)
    「第2回現代作家オークション展」(ギャルリー志門 / 東京)
    グループ展「m-act展」(世田谷美術館区民ギャラリー / 東京)
2012 「m-act展」(フラスコ / 東京)
    「第3回現代作家オークション展」(ギャルリー志門 / 東京)
    「音楽へのご招待」展CDジャケット・12cmのアート(ギャルリー志門 / 東京)
    グループ展「m-act展」(世田谷美術館区民ギャラリー / 東京)
2013 「m-act展」(フラスコ / 東京)
    「第4回現代作家オークション展」(ギャルリー志門 / 東京)


【公募展】
2005 「神奈川県美術展」・入選
2006 「神奈川県美術展」・神奈川県立近代美術館賞(買い上げ賞)
2008 「サクラアートサロン絵画大賞展」・入選
    「神奈川県美術展」・入選


【ステートメント】
自分は”絵”として描くというより”物としての存在感”に、なぜか強く魅かれます。
激しかったり明るかったり楽しげだったりする画面ではありませんが、漂うような静かな存在感…を目指しているのかもしれません。
そして、自宅に飾って毎日、眺めて付き合える存在であるのが大事です。
心地よい、不思議な存在感を感じていただければと思います。


【画材・素材】
油絵の具、石膏、砂、スチレンボードを使用しています。
支持体は木製パネルです。


【制作方法】
以下の「A・B・C」のものを組み合わせています。
A.木製パネルに絵の内容を鉛筆で描き、それをトレッシングペーパーに写し取り「設計図」とします。
B.黒の油絵の具に石膏と砂を混ぜたものを土台としています。
そこに白い絵の具を塗り、土台が乾く前にとがった針のようなもので引っ掻き、黒い線を出します。スケッチの付けペンのタッチを表現しようとしています。
C.スチレンボードに油で溶いた油絵の具を水彩絵の具のようにハケでかけるのを何度も色を変えて重ねます。それを「設計図」の必要な個所にカッターでトリミングします。

① Aの「設計図」を作成し、どの個所をBとCにするか考えます。
② Bの箇所を作業する前に、Cの箇所に色の付いていないスチレンボードに「設計図」からカーボン紙で写し、カットしてテープで貼ります。
③ ②の作業をすると、Bの箇所が一段低くなって残ります(もしくは溝のように)。その残ったBの箇所にBの土台をペインティングナイフで埋め込んでいきます。
④ 1日置いてBの箇所に白い絵の具を塗り、乾いたらAの「設計図」をカーボン紙で写します。
⑤ 針のようなとがったもので写した線をなぞり、強弱の線を出します。
⑥ 2~3日置いてBの土台が乾いたら②で貼ったスチレンボードを慎重にはがします。
⑦ Cの色が付いてカットされたスチレンボードを(金)ではがした箇所に木工用ボンドで貼ります。基本的にぴったりはまります。
⑧ さらにBの箇所に色をつけ、全体の調子を整えます。
⑨ 周囲にはみ出ているスチレンボードをカットします。
以上で完成です。







北井 真衣  KITAI Mai


「バーチャル妻」(おつまみ入れ)
W200×H300×D300mm / 陶


「抹茶碗」
W150×H115×D150mm / 陶



「女体」(箸置き)
H20×W60×D25mm / 陶

【略歴】
1985 石川県金沢市生まれ
2008 金沢工業大学土木工学科 卒業
2012 石川県立九谷焼技術研修所 卒業
2013 金沢美術工芸大学工芸専攻 在学中


【受賞】
2011 「石川の現代工芸展」・奨励賞


【ステートメント】
私たちが生活する現代では、様々な社会問題が生じています。温暖化、ネット社会、少子化、性犯罪、自殺、など。そして、その問題に真剣に悩む人がいます。また、実感がわかずにのんびり過ごす人もいます。そんな人々が作り出す社会で、違和感に思いながらもそれを受け入れ、楽しく過ごしていきたい。
九谷焼および陶芸で時代を歩んできた先人たちは、それぞれの時代にあった出来事や生活風景などを器に描いていた。私も、先人たちのように現代のありのままの姿を九谷焼に映し出していきたいと思っています。そしてそんな現代が楽しい時代に向かえばいいなという願いから楽しい表現を心掛けて制作をしています。





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